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  1. 碧南市議会 2022-12-15
    2022-12-15 令和4年福祉健康委員会 本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2022-12-15 : 令和4年福祉健康委員会 本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 開会) ◆委員長(藤浦伸介) ただいまから、福祉健康委員会を開会いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆委員長(藤浦伸介) 付議事件(1)議案第59号「損害賠償に係る額の確定について」を議題といたします。  本案について、提案理由の説明を求めます。 3 ◆管理課長小笠原輝) 委員長、管理課長。 4 ◆委員長(藤浦伸介) 管理課長。 5 ◆管理課長小笠原輝) ただいま議題となりました議案第59号「損害賠償に係る額の確定について」につきましては、過日の本会議で市民病院経営管理部長が御説明申し上げたとおりで特に補足説明はございませんので、よろしくお願いいたします。 6 ◆委員長(藤浦伸介) 提案理由の説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。 7 ◆委員(岡本守正) 委員長。 8 ◆委員長(藤浦伸介) 岡本委員。 9 ◆委員(岡本守正) 本会議の中でも出てきましたけれども、いわゆるカルテについてですけれども、簡単にこのカルテを見れば患者の情報が見つけられるかというところで、どうですか。 10 ◆管理課長小笠原輝) 委員長、管理課長。 11 ◆委員長(藤浦伸介) 管理課長。 12 ◆管理課長小笠原輝) 事故当時は院内処方の情報と院外処方の情報が電子カルテ内で別々に管理されておりまして、分かりづらい面がございました。  そうした反省点を踏まえまして、現在でございますけれども、患者さんが現在服用されてみえる薬につきましては院内処方院外処方に関わらず電子カルテ内の既往歴、服薬という入力欄に医師事務作業補助者が情報を入力することによりまして、服薬履歴を漏れなく診療につなげていくという改善をいたしております。 13 ◆委員(岡本守正) 委員長。 14 ◆委員長(藤浦伸介) 岡本委員
    15 ◆委員(岡本守正) もう一つは、ステロイドの投与に気づいていれば、その病気の発症などを防げるようなことが可能だったかどうか、お答えください。 16 ◆管理課長小笠原輝) 委員長、管理課長。 17 ◆委員長(藤浦伸介) 管理課長。 18 ◆管理課長小笠原輝) ステロイド剤でございますけれども、大腿骨頭壊死症を引き起こす原因の可能性があるというふうに言われておりますけれども、ステロイド剤の有無に関わらず骨頭壊死というのは発症いたします。  ただ、ステロイド剤の投与に気づいていれば早期の診断やMRI検査を行うことによりまして、この骨頭壊死の発見は早まったものと考えております。 19 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑はありませんか。 20 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 21 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 22 ◆委員(沓名 宏) せんだって全協で説明がありましたが、これはあくまで医療過誤ではないという、医療事故という見出し等々の名前が使っておりますが、お医者さんの名誉といっては何ですが、ミスがあったならミスがあったで認めざるを得んと思いますが、これ、ミスなのかどうか、その辺はっきり言ってください。 23 ◆管理課長小笠原輝) 委員長、管理課長。 24 ◆委員長(藤浦伸介) 管理課長。 25 ◆管理課長小笠原輝) 市議会協議会でも御説明申し上げたとおり、やはり投与にも責任があるということで、原因がステロイド剤の投与に関係した医師が気づいていなかったというミスがございますので、そうした意味で和解金を支払っておりますので当人は責任があったということでございます。 26 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 27 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 28 ◆委員(沓名 宏) それじゃ、分かりました。  ミスがあったということをこれ、私、専門家じゃないので分かりませんけれども、可能性があったというふうに伺ったと思っておりますので、そういうことを言い出すとこういう処置をしていただければよかったじゃなかったのかとか、そんな訴訟がどんどん出てくるんじゃないですか。言葉は悪いですけれども、いちゃもんをつけて損害賠償請求を要求してくる。それで、個人情報だとかいろんなことを全て伏せてくださいだとか、そんな身勝手なというのかな、だったら、訴訟を起こすなら訴訟を起こして、それ、ずっと受けておけばいいんじゃないですか。どうですか。 29 ◆管理課長小笠原輝) 委員長、管理課長。 30 ◆委員長(藤浦伸介) 管理課長。 31 ◆管理課長小笠原輝) 今回のケースですと、先ほど申し上げたとおり医師のほうでの服薬履歴の確認がきちんと取れていなかったということでございますので、そうしたことがないように、これから診療に際しては医療安全を含めて適正に行ってまいりたいというふうに考えております。 32 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 33 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 34 ◆委員(沓名 宏) そうすると医師のほうはあれですか、処罰というのか、何か、バッテンがつくんですか。 35 ◆管理課長小笠原輝) 委員長、管理課長。 36 ◆委員長(藤浦伸介) 管理課長。 37 ◆管理課長小笠原輝) このケースでございますけれども、現在はこの代務の先生は当院には在籍しておりませんけれども、一応処分対象になるというふうで所管課のほうから伺っております。 38 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑はありませんか。      (「なし」という者あり) 39 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑もないようですから、これにて質疑を終結いたします。  これより採決をいたします。  本案は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 40 ◆委員長(藤浦伸介) 起立全員であります。  よって、議案第59号は原案のとおり可決すべきものと決しました。  執行部入替えのため暫時休憩いたします。                            (午前 10時 7分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 10時 8分 再開) 41 ◆委員長(藤浦伸介) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  付議事件(2)令和4年請願第4号「介護・福祉・医療など社会保障施策拡充についての請願」を議題といたします。  まず、請願書の朗読を求めます。 42 ◆議事課長(稲垣 稔) 委員長、議事課長。 43 ◆委員長(藤浦伸介) 議事課長。 44 ◆議事課長(稲垣 稔) それでは、ただいま議題となりました令和4年請願第4号を朗読いたします。  2022年10月19日。  碧南市議会議長祢宜田拓治様。  請願団体愛知自治体キャラバン実行委員会代表者森谷光夫。住所はここに記載のとおりです。  紹介議員、山口春美、岡本守正。  介護・福祉・医療など社会保障施策拡充についての請願書。  趣旨は省略いたします。  請願項目。  【1】県民の要望である、市町村の福祉施策を充実してください。  1、安心できる介護保障。  (1)介護保険料・利用料など、こちらにつきましては次ページにわたる記載の5項目になります。  (2)介護保険サービスこちらにつきましては記載の4項目になります。  (3)基盤整備、こちらにつきましては記載の2項目になります。  (4)高齢者福祉施策の充実、こちらにつきましては記載の3項目になります。  (5)介護人材確保、こちらにつきましては記載の2項目になります。  (6)障害者控除の認定、こちらにつきましては記載の2項目になります。  2、国保の改善。  (1)保険料(税)の引下げ、こちらにつきましては記載の1項目になります。  (2)保険料(税)の減免制度、こちらにつきましては、次ページにわたる記載の3項目になります。  (3)傷病手当金、こちらにつきましては記載の2項目になります。  (4)資格証明書短期保険証・差押え、こちらにつきましては記載の3項目になります。  (5)一部負担金の減免制度、こちらにつきましては記載の2項目になります。  (6)高額療養費申請手続を簡素化、こちらにつきましては記載の1項目になります。  3、税の徴収、滞納問題への対応、こちらにつきましては記載の1項目になります。  4、生活保護生活困窮者支援。  (1)生活保護制度、こちらにつきましては、次ページにわたる記載の7項目になります。  (2)生活困窮者支援、こちらにつきましては記載の4項目になります。  5、福祉医療制度、こちらにつきましては記載の5項目になります。  6、子育て支援。  (1)子どもの貧困対策計画の策定・推進、こちらにつきましては記載の3項目になります。  (2)就学援助制度の拡充、こちらにつきましては記載の3項目になります。  (3)子どもの給食費の無償化、こちらにつきましては、次ページに記載の2項目になります。  (4)保育施設抜本的拡充、こちらにつきましては記載の4項目になります。  7、障害者・児施策。  (1)グループホーム・入所施設の拡充、こちらにつきましては記載の3項目になります。  (2)障害福祉サービスの支給時間、こちらにつきましては記載の1項目になります。  (3)障害者・児の障害福祉サービスの利用料、給食費、こちらにつきましては記載の2項目になります。  (4)65歳以上障害者等についての「介護保険利用優先」問題、こちらにつきましては記載の1項目になります。  (5)障害福祉サービスに係る福祉・介護職員の確保、育成、こちらにつきましては記載の3項目になります。  (6)災害時の障害者・児の避難対策、こちらにつきましては、次ページにわたる記載の2項目になります。  8、予防接種、こちらにつきましては記載の2項目になります。  9、健診・検診、こちらにつきましては記載の3項目になります。  10、地域の保健・医療、こちらにつきましては記載の3項目になります。  【2】国および愛知県に以下の趣旨の意見書を提出してください。  1、国に対する意見書、こちらにつきましては記載の7項目になります。  次ページを御覧ください。  2、愛知県に対する意見書。  (1)福祉医療制度、こちらにつきましては記載の3項目になります。  (2)国民健康保険への愛知県独自の支援を行ってください。  (3)新型コロナウイルス感染症拡大に伴う支援、こちらにつきましては記載の2項目になります。  (4)地域の医療介護、こちらにつきましては記載の2項目になります。  朗読は以上でございます。 45 ◆委員長(藤浦伸介) 次に、この件に関して、陳述者として矢野彩子さんに御出席いただきまして御意見をお聞きしますが、進行方法について申し上げます。  碧南市議会申合せに基づき、まず陳述者から5分程度意見を述べていただきます。その後、委員から陳述者に対し質疑を行います。  なお、陳述者に念のため申し上げます。御発言の際にはその都度委員長の許可を得て御発言くださいますようお願いいたします。また、委員に対し質疑をすることができませんので、あらかじめ御了承願います。  それでは、矢野彩子さん、よろしくお願いします。 46 ◆陳述者(矢野彩子) 委員長。 47 ◆委員長(藤浦伸介) 陳述者。
    48 ◆陳述者(矢野彩子) 本日は請願趣旨説明の機会を設けていただき、ありがとうございます。  私は愛知自治体キャラバン実行委員会事務局団体労連矢野彩子と申します。よろしくお願いします。  自治体キャラバン実行委員会では、毎年県内全ての自治体に介護、福祉、医療など社会保障施策の拡充を求めて請願書を提出し懇談を行っています。  本日は多項目にわたる請願項目の中で、時間の都合で2点に絞ってお話しさせていただきます。  最初に、安心できる介護保障についてです。  現在の碧南市の介護保険料基準額5,300円は、2000年の制度発足時の2,696円と比べると1.97倍となり、利用料の引上げも相まって、特に低所得者層に大きな負担となり滞納者は市の御回答で延べ450人となっています。  現在は介護保険事業計画の第8期の期間中ですが、私どもは2年後の第9期まで待たずに可能な限り保険料を引き下げることについて御検討をお願いしています。  その財源として、優先して活用することを提案しているのは介護給付費準備基金や繰越金です。  2021年度末の準備基金残高は4億2,000万円余りと伺っていますので、被保険者数で割り戻すと1人当たり月額約2,000円引下げが可能と言えます。  次に、介護認定者障害者控除の認定についてですが、私どもは全ての要介護認定者障害者控除の対象とすること、全ての要介護認定者障害者控除対象者認定書または認定申請書を自動的に個別送付するよう求めています。  懇談の中で、碧南市からは要介護1以上の方は基本的に多くの方が対象となり得ますとの御回答をいただきました。  一方、要介護認定者の方が全て確定申告等を必要とするわけではありませんので、一律に送付するのではなく必要な方からの申請を受けて発行しておりますとの御回答もありました。  しかし、障害者控除を利用すると住民税や所得税、介護保険料などが軽減される可能性があることから住民への恩恵は計り知れません。  碧南市では現在認定書の自動送付は行われていませんが、県内で認定書の自動発行を行っている自治体は、2020年度の実績で28自治体と県内の自治体数の半数を超えて増え続けています。多くの自治体で市民から喜ばれ、制度の拡充が進んでいます。  ぜひとも市民に喜ばれる障害者控除認定書自動発行の実施をお願いいたします。  続いて、請願項目子供医療費助成制度についてです。  子供の医療費無料制度を18歳年度末まで窓口無料で実施してくださいとお願いしていますが、県内で通院、入院とも18歳年度末まで無料としているのは26市町村、48%へと急速に広がっています。  碧南市におかれましては、今年度から入院は18歳年度末まで拡大していただきましたが、通院は中学卒業までにとどまっています。県内の大きな動きを受け止めていただき、18歳年度末までの拡大をお願いいたします。  また、入院の医療費助成中学校卒業後は償還払いとなっています。  子供の医療を無料にすると不要な乱受診を招く、無料だからと時間外、深夜などのコンビニ受診が増えるなどの心配の声を聞くこともあります。  しかし、子供の医療費自己負担が無料になっても小児の時間外受診は増えていない、むしろ減少しているという調査結果も愛知県医師会や豊橋市の休日診療の実態調査結果、県外では県制度として検証されている群馬県などの例もあります。そのような例を参考に検討をお願いしたいと思います。  時間の都合上、以上で請願の趣旨説明とさせていただきます。ありがとうございました。 49 ◆委員長(藤浦伸介) ありがとうございました。  以上で意見陳述は終わりました。  これより陳述者に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。      (「なし」という者あり) 50 ◆委員長(藤浦伸介) 別に質疑もないようですから、これにて質疑を終結いたします。  以上で、陳述者からの意見聴取を終わります。  次に、本請願に対して執行部から参考意見がありましたらお願いします。 51 ◆福祉課長(山本貴史) 委員長、福祉課長。 52 ◆委員長(藤浦伸介) 福祉課長。 53 ◆福祉課長(山本貴史) 特に参考意見はありません。 54 ◆委員長(藤浦伸介) これより質疑、意見等に入ります。  質疑、意見等はありませんか。 55 ◆委員(岡本守正) 委員長。 56 ◆委員長(藤浦伸介) 岡本委員。 57 ◆委員(岡本守正) 国民の生活そのものが大変抑えられてきて、しかもこれで防衛費をそちらのほうに回すということで、大変な経済状態に陥っている中にまた、それがあるということで、それは年金の切下げを含めてどんどん広がって、格差はますます庶民にのしかかってくるということです。  それで、これらに出された請願4号についてはやっていくべきだということ、請願採択すべきだということで日本共産党としては意見を述べます。 58 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 59 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 60 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 61 ◆委員(沓名 宏) 執行部においてはたくさんの方々がお聞きになるというか、質疑があったときにお答えできるために御足労いただきまして、ありがとうございます。  陳述者にも冒頭言われましたが、これだけ多くのものですので、説明だけでも2つしかできないような多岐にわたる陳情であります。  これ、相当広範囲なものでありますので一括して、一部においてはいいこともあるのかもしれませんが、これだけのものを責任を持って国、県に上げるということは私にとっては願意に沿い難いと思いますので、よろしくお願いします。 62 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 63 ◆委員(新美交陽) 委員長。 64 ◆委員長(藤浦伸介) 新美委員。 65 ◆委員(新美交陽) 毎年、キャラバンさんでこうやって出してこられるのをたくさん、いいことたくさん書いてあるんですが、限られた財源の中で市もやっておるということなので、その中で個別に見ていきますといろいろ可能なのかなとか、いろんなことを思う部分があるんですけれども、とにかく国や県に上げてくださいとか、下げてくださいとかという時代じゃないと思うんですよ。やっぱりやるのは自治体がやれるか、やれんかということだと。  その中で市長が選んでいろんなところを優先順位を決めてやっていっておると思うんですけれども、個別に挙げるといろいろあるんですけれども、例えば国に75歳以上の医療費負担の2割引下げをはじめ、これを反対しろということを言っておるんだけど、今どきこんなことを、何を言っておるのかなということ、年寄りに金ばっか使ってと、若い人に金が足らんと言っておるのにあんた方、何をこういうことを言っておるのかなということを思ったりするんです。  介護保険への国庫負担を増やしてと、どうやって増やすの。そういうことを聞きたい。  だから、そういった現状をちょっとよく見て、年寄りも若い人も両方お金を使っていければいいけど、年寄りばっかり使っていると言われて批判されているわけでしょう。  年寄りも金使って、若い人も金を使ってやっていくなんて、国、成り立たないですよ。  若い人、やっていかないかんと思うんだけれども、それには年寄りの金を切らなあかんと。  これ、総花的に書いてある、両方とも皆やっていけというんだけど、そういうことからするとちょっと無理があるじゃないのかなというように思います。  こういうことが全部できていけば言うことはないんですが、ちょっとそういうことで、この請願についてはこれだけの項目もありますので、ちょっと願意には沿い難いなというふうに思います。 66 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 67 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 68 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 69 ◆委員(鈴木みのり) まず、陳述者の方々、団体の方、御苦労さまでした。  その作業に対しては当然敬意を払うものでありますが、じゃ、この請願を採択、不採択をする判断となりますと、やはり沓名委員も言われましたが、ざっと今計算しても95の項目、福祉行政、福祉政策というのは政治行政の根幹な政策であって、我々も日々そういう活動をしたり、総括の一般質問の中でその中の1つ、2つを取り上げて、限られた時間の中でこれはどうなんだと要望してみたり、ただしてみたり、何とか一歩ずつ進めている中で、ぱっとこれやって、さあ賛成と言われても、当然内容に関してはそんなに悪いものはないのかもしれませんけれども、何か十把一からげみたいな形でやられるのは、ことわざでも十把一からげですよ、95個を一からげなんてのはなかなかないことでありますので、特に私たち身近なものとしては今帯状疱疹ワクチンのことを一生懸命、この中のほんの1%の話を一生懸命工夫して、努力してやっているような状況の中で、これをさあやってくださいというのはなかなか正直、請願としては採択しづらい形になっておりますので。  最近どこかの本会議の場でもどなたかが同時で福祉政策の議案を3つ上げたら、こんな充実した内容のやつを一括上程なんかとんでもないと言われた方がいらっしゃいましたけど、3つの議案どころじゃないですから、それをやっぱり一括というのはなかなか、おっしゃる方と同じでそれは無理じゃないのかなというふうに思いますので、我々としては願意に沿い難いと、申し訳ないですけど、そういう形を取らせていただきます。 70 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等はありませんか。 71 ◆委員(大竹敦子) 委員長。 72 ◆委員長(藤浦伸介) 大竹委員。 73 ◆委員(大竹敦子) 陳述者の矢野さん、本当に碧南市についていろいろと御検討もいただいて、こうした陳述していただいたことは大変感謝したいなというふうに思っておりますが、毎回思わせていただくんですが、キャラバンの皆さんが出されてくるこの陳情であったり、請願の趣旨に関して、私たち公明党としては与党で今やらせていただいている上で、例えば中段のしかしというところから経済財政運営と改革基本方針ということを出されて、特にこれは防衛力を抜本で強化する方針であり、また、国民からは預貯金を元本割れリスクをはらむ資産運用に投げ込むように促していると、そういうような批判的な内容が多くなっているふうに思います。  これはここに書いている部分は少ないかもしれませんけれども一部だと思うんです。  政府として、やはり国民の皆様の今の状況の中から何とか生活をよくしていこう、安心して暮らしをしていただけるようにしようというそういう中での打ち出しなんですが、それに対して気になるところ、また、そういう不安をあおるような言葉がたくさん出ていて、本当にこれを読んだら国民の皆さんが本当に日本はどうなってしまうのかなと思うような気持ちを抱かざるを得ない状況の文章だなと思うと、もう少し前向きに受け止められるような内容を盛り込んでいただけたらありがたいかなというふうに思いますし、また、下の4段目のところなんですが、中段に医療、社会保障の抑制を続ける方針であるというふうに書いてありますが、やはり今の医療費の国の予算を圧迫する状況の中で、また、それとともにお一人お一人の健康寿命を延ばしていこうというそういう中での今回の方針でもあると思います。  だから、碧南市としても糖尿病の生活習慣病や慢性腎臓病への重症化とか、その要望に対してこの国の施策に沿って今取り組んでいるところでございますし、そういった意味でいくと、そうした前向きなところが全く挙げられていなく、こういうふうだからもっとしてくれということで、そうすると全ての項目に入ってくるわけなんです。  それでは、やはり私どもとしても前向きにこの請願を受け止めていこうというふうな気持ちにちょっとなれないのかなと思います。  また、それで具体的なところで1つだけ言わせてもらいますと、2ページ目なんですけど、介護保険料の利用料などを下げていただきたいというふうにおっしゃってみえて、それを国に対してそういうふうに予算計上していただきたいというふうにありますが、そのための費用も大変な部分なのに、次の基盤整備のところで今高齢者の方は御自宅でやっぱり余生をというか、暮らし続けていきたいという中で、施設入所に対してすごく要介護1、2の方も入所できるようにしてくださいというふうなことも書いてあるんですが、国とか、いろんな自治体に行かせてもらうんですけれども、それがどれだけ予算を圧迫しているかということで、できるだけ住み慣れた自宅で過ごせるような、そうしたサービスを充実させていこうというふうに今取り組んでいるところだと思うんです。  なので、本当に入所しなきゃいけない方々に対してはそういうことを進めたいと思いますけれども、そういったことを考えるとやはり矛盾を感じてしまいますので、やっぱり先ほど委員の方も言ってみえたみたいに1つ1つ碧南市にとってできることを進めていこうというのが基本的な私の考えでありますので、この全体を採択するというのはちょっと難しいかなと思いますので、趣旨には賛同できないということであります。よろしくお願いいたします。 74 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等ありませんか。 75 ◆副委員長(石川輝彦) 委員長。 76 ◆委員長(藤浦伸介) 石川副委員長。 77 ◆副委員長(石川輝彦) 陳述者の方、ありがとうございます。  毎年、毎年、キャラバンさん、提出していただいてありがとうございます。  毎回、毎回、言わせていただくんですが、恐らくこのキャラバンさん、住民の皆さんに、国民の皆さんにこれ、あったほうがいいですよね、これ、やったほうがいいですよねというようなことを聞きながらまとめてこられてるのかなというふうで感じています。  財源って決められているんです。  これだけ全部やるからお金が足らなく、だから大増税します。もしそんなことを行政なり、国なりがしたら、こんどきはそちらのほうで猛反対されてくるというふうで思うんです。  陳述者の方も今日、2つのことを例に取られて陳述をされました。  なぜこの請願を持ってこられるときに、そういうふうにもっと何が一番必要なのか、碧南に何が必要なのか、それをしっかり精査できなかったのかなというのがすごく残念でなりません。  そうすると私たちのほうももう少し審議の仕方が変わってくると思います。  ぜひそういうことも、大増税しなくてもいいように優先順位を取りながら、今の税金の中でやれることをしっかり考えていただいて優先順位を取って請願するべきものを精査して、今後提案していただきたいとお願いしまして、今回は請願願意には沿い難いということでお願いしたいと思います。 78 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等ありませんか。      (「なし」という者あり) 79 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等もないようですから、これにて質疑等を終結いたします。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 80 ◆委員長(藤浦伸介) 起立少数であります。  次に、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 81 ◆委員長(藤浦伸介) 起立多数であります。  よって、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決しました。  執行部入替えのため暫時休憩いたします。                            (午前 10時 34分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 10時 34分 再開) 82 ◆委員長(藤浦伸介) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
     付議事件(3)令和4年請願第5号「医療・介護・保育・福祉などの職場で働くすべての労働者の大幅賃上げを求める請願」を議題といたします。  まず、請願書の朗読を求めます。 83 ◆議事課長(稲垣 稔) 委員長、議事課長。 84 ◆委員長(藤浦伸介) 議事課長。 85 ◆議事課長(稲垣 稔) それでは、ただいま議題となりました令和4年請願第5号を朗読いたします。  2022年10月19日。  碧南市議会議長祢宜田拓治殿。  愛知県医療介護福祉労働組合連合会、執行委員長、渡邉一。住所はここに記載のとおりです。  紹介議員、山口春美、岡本守正。  医療・介護・保育・福祉などの職場で働くすべての労働者の大幅賃上げを求める請願書。  請願趣旨は省略いたします。  請願項目。  1、医療・介護・保育・福祉などの現場で働くすべての労働者を対象とした賃上げ補助を、全額国庫負担で事務所や施設に対する支援を行うこと。  2、介護・保育・福祉などの現場で働く労働者の所定内賃金を、全産業平均の水準になるよう対策を講じること。  3、医療の現場で働く労働者の賃金については、OECD平均以上の水準になるよう対策を講じること。  朗読は以上でございます。 86 ◆委員長(藤浦伸介) 次に、この件に関して陳述者として矢野彩子さんより御意見をお聞きしたいと思います。  それでは、矢野彩子さん、よろしくお願いします。 87 ◆陳述者(矢野彩子) 委員長。 88 ◆委員長(藤浦伸介) 陳述者。 89 ◆陳述者(矢野彩子) 愛知県労連、書記長の矢野と申します。よろしくお願いします。  県下1万2,000人の組合員を代表して請願の趣旨説明をさせていただきます。  政府は今年2月から看護師や介護職などケア労働者の賃上げを行いましたが、対象が限定的であり、職場での分断を招いています。  看護師でいえば年間200台以上救急車を受け入れている病院で働く看護師だけが対象となっているため、看護師全体の3分の1しかこの賃上げの対象となっていません。コロナ患者を受け入れている病院でも、救急車の台数が僅かに足りず対象外となっている病院もあります。  コロナの陽性者に訪問をする訪問看護師も、地域の最前線で陽性者に検査を行うクリニックの看護師も対象外となっていることに大きな不満の声が上がっています。  介護職についても、全産業平均より8万円も低い賃金にもかかわらず、今回の加算での賃上げ額は県内加盟施設の平均で5,600円程度であり、政府が月9,000円程度の賃上げといっていた額よりも低いことに不満が出ています。  また、看護、介護とも事業所がこの制度がいつまで継続されるか不安に感じていることや制度の詳細が分かったのが開始直前であったことなどから、基本給のベースアップに充てている事業所はほとんどなく、この期間が限定での手当での支給となっています。  患者さんの命を預かる責任の重い仕事であるにもかかわらず、あまりに低い賃金が離職を招き、医療、介護現場は常に人手不足となっています。職員や家族のコロナ感染で1人でも休めばシフトが組めず、患者さんの安全が守れないような状態です。  ケア労働者の待遇を改善することは、現場で人を確保し、碧南市民の命と健康を守ることにつながります。  国民の命と健康を守っている全ての医療機関や介護事業所とそこで働く全ての労働者の労働環境を抜本的に改善させる対策が急務です。  医療、介護、保育、福祉などの現場で働く全ての労働者の賃金を大幅に改善できる予算措置が必要だと考えています。  以上です。  よろしくお願いします。 90 ◆委員長(藤浦伸介) ありがとうございました。  以上で意見陳述は終わりました。  これより陳述者に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。      (「なし」という者あり) 91 ◆委員長(藤浦伸介) 別に質疑もないようですから、これにて質疑を終結いたします。  以上で、陳述者からの意見聴取を終わります。  次に、本請願に対して執行部から参考意見がありましたらお願いします。 92 ◆高齢介護課長(鈴木美奈子) 委員長、高齢介護課長。 93 ◆委員長(藤浦伸介) 高齢介護課長。 94 ◆高齢介護課長(鈴木美奈子) 参考意見は特にございませんので、よろしくお願いいたします。 95 ◆委員長(藤浦伸介) これより質疑、意見等に入ります。  質疑、意見等はありませんか。 96 ◆委員(岡本守正) 委員長。 97 ◆委員長(藤浦伸介) 岡本委員。 98 ◆委員(岡本守正) 請願項目の3番で、医療の現場で働く労働者の賃金については、OECD平均以上の数字になるよう対策を講じるということで、経済協力開発機構のデータによりますと日本は2021年3万9,711ドル、アメリカは7万4,738ドルということであります。  日本は世界の21位で、アメリカの半分ほどしかありません。これをやはり先進国と自称言っております日本が24位というずさんなことでございます。  これを引き上げていかなくては、医療、介護、保険、福祉なども含めてですけれども、やはり低賃金で全体が働かされておるということ、そして、今回国会を見ていますと、専守防衛ということが今度は外国までミサイルを撃っていいというような、そういう状況になりつつあります。  こういうところにお金を出しながら、こういう低賃金にさせて社会をつくっていこうとますますしておりますので、この請願について賛成をしてまいります。 99 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 100 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 101 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 102 ◆委員(沓名 宏) 医療・介護・保育・福祉などの職場で働くすべての労働者の大幅賃上げを求める請願でございますが、国内においてはいろんな仕事があり、皆さんそれぞれ従事をされておるわけであります。  これだけを特出して補助金を出せとか、国に対して要望するということは、国民全ての仕事に就かれてみえる方々に対して非常に不満を抱くものであると思いますので、これも願意に沿い難いということであります。  以上です。 103 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 104 ◆委員(新美交陽) 委員長。 105 ◆委員長(藤浦伸介) 新美委員。 106 ◆委員(新美交陽) この請願項目で、全額国庫負担で事業所や施設に対する支援を行うことというふうに書いてあるんですけれども、これ、本気で書いておるのかね。本気じゃないと思うんだけど。      (「本気だよ」という者あり) 107 ◆委員(新美交陽) これ、何か、とても本気で思えんようなことがいつも書いてあるんだけど、何でもこれ、国庫負担というのは幾ら何でもちょっと、無理を承知で、駄目元で書いておるんだろうと思うんだけど、ちょっとその辺があって、とてもじゃないけどこれ、ちょっと賛成し難いです。  ほかに医療だけじゃなくて、ほかの産業もみんないろいろあるわけで、なかなか、OECD平均以下とか言っておるけど、これ、結果の話で、アメリカはさっき岡本委員言われたけど、向こうへ行けば物価が日本の何倍もしておるわけで、7万ドルもらっておったって大した生活はできんわけですけれども、そういうようなことも考え合わせていくと、何にしてもちょっと全額国庫負担というのは、これを請願で採択しろということは私にはちょっとできません。不採択というふうで思います。 108 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等ありませんか。 109 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 110 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 111 ◆委員(鈴木みのり) 御苦労さまです。  先ほど4号と違って、的を絞った請願という形で、形としては本当に請願らしいかなというふうに思って精査をさせていただきましたが、今お二方の委員の方も言われたとおり、例えばこの上の1行をなくして労働者の大幅賃上げを求める請願書ということであれば、今国のほうも所得のほうを増やすことに躍起になっていまして、新聞報道だと大手企業さんが来年から6%賃上げも発表されているところもあって、民間も頑張っている中で、この項目でもぱっと1文だけ見ると全額国庫負担という、新美委員も言われましたけれども、何か社会主義国家みたいになってきて、民間企業も公立施設も全部国庫負担で補助していくなんていうことは常識的にはあり得ないことだと私は思いますので、とてもじゃないですけど、この請願は特にちょっと願意に沿い難いというふうに思いますので、よろしくお願いします。 112 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 113 ◆委員(大竹敦子) 委員長。 114 ◆委員長(藤浦伸介) 大竹委員。 115 ◆委員(大竹敦子) やはり全ての労働者の方のやっぱり賃上げをという思いは分かりますが、特に医療、介護、保育、福祉というのは公的な、そういったところからシステム的に、体系的に賃金が出てきているというところもあるので国のほうにという気持ちは分かりますし、国のほうでもそれを一生懸命何とか希望をかなえていこうということで、抜本的にと言われても急に山を崩すようにはできないので、その中を利用者の負担とか、そういうものをいろいろ考えながら、少しでもそういう働いている方々にお給料としてあげられるようにということにも改革途中でございまして、先ほども9,000円のところを5,600円にとどまっているというお話もありましたが、それでも岩に穴を空けるような思いで皆様の思いをということでやっているところでございますので、やはり大幅な賃上げというふうに言われましてもなかなか努力をしているところでございまして、あまりにも大ざっぱな内容であるなというふうに思いますので、これも私どもといたしましては、願意に沿い難いということでお答えをしたいと思います。お願いいたします。 116 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 117 ◆副委員長(石川輝彦) 委員長。 118 ◆委員長(藤浦伸介) 石川副委員長。 119 ◆副委員長(石川輝彦) ありがとうございます。  やっぱり賃金を上げるというのはなかなか難しい問題で、労働組合さんですからこれから春闘にも入っていかれるというふうで思います。  今まで多くの方、この委員の方々が言われていますが、やはり国に頼っていくばかりじゃなかなか理解はできないのかなという感じをしまして、私たち側の労働組合のほうも今から春闘を始めていくんですが、やはり会社のほうと一生懸命協議をして、自分たち、働く側は今後何をしていくからこういうふうに賃上げをしてほしいだとか、前向きなことを出していきながら賃上げ交渉をしていくんです。  ですけど、今回この陳情の中身を読んでいくと、やはり相手が悪い、自分たちは一生懸命頑張っているんだけど相手が悪い、そこで止まっているという感じがするんです。  なかなか大幅賃上げというのはこの状況じゃちょっと難しいのかなというふうで思っていまして、願意に沿い難いということで今回お願いしたいと思います。 120 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。      (「なし」という者あり) 121 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等もないようですから、これにて質疑等を終結いたします。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 122 ◆委員長(藤浦伸介) 起立少数であります。  次に、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 123 ◆委員長(藤浦伸介) 起立多数であります。  よって、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決しました。  執行部入替えのため暫時休憩いたします。                            (午前 10時 49分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 10時 50分 再開) 124 ◆委員長(藤浦伸介) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  付議事件(4)令和4年請願第6号「安全・安心の医療・介護実現のため人員増と処遇改善を求める請願」を議題といたします。  まず、請願書の朗読を求めます。
    125 ◆議事課長(稲垣 稔) 委員長、議事課長。 126 ◆委員長(藤浦伸介) 議事課長。 127 ◆議事課長(稲垣 稔) それでは、ただいま議題となりました令和4年請願第6号を朗読いたします。  2022年10月19日。  碧南市議会議長祢宜田拓治殿。  愛知県医療介護福祉労働組合連合会、執行委員長、渡邉一。住所はここに記載のとおりです。  請願紹介議員、山口春美、岡本守正。  安全・安心の医療・介護実現のため人員増と処遇改善を求める請願書。  請願趣旨は省略いたします。  請願項目。  1、安全・安心の医療・介護を実現するため、医師・看護師・介護職員などの配置基準を抜本的に見直し、大幅に増員すること。また、安定した人員確保のためにも、ケア労働者の賃上げを支援すること。  2、医療や介護現場における「夜勤交替制労働」に関わる労働環境を抜本的に改善すること。  1)労働時間の上限規制や勤務間インターバル確保、夜勤回数の制限など、労働環境改善のための規制を設け、実効性を確保するための財政的支援を行うこと。  2)夜勤交替制労働者の週労働時間を短縮すること。  3)介護施設や有床診療所などで行われている「1人夜勤体制」をなくし、複数夜勤体制とすること。  3、新たな感染症や災害対策に備えるため、公立・公的病院を拡充・強化し、保健所の増設など公衆衛生体制を拡充すること。  4、患者・利用者の負担を軽減すること。  朗読は以上でございます。 128 ◆委員長(藤浦伸介) 次に、この件に関して陳述者として矢野彩子さんより御意見をお聞きしたいと思います。  それでは、矢野彩子さん、よろしくお願いします。 129 ◆陳述者(矢野彩子) 委員長。 130 ◆委員長(藤浦伸介) 陳述者。 131 ◆陳述者(矢野彩子) よろしくお願いします。  新型コロナウイルスの感染拡大により、入院が必要にもかかわらず入院できない医療崩壊や介護を受けたくても受けられない介護崩壊が現実となりました。  これは感染対策の遅れはもちろんのこと、ほかの先進諸国と比べても圧倒的に少ない看護師、介護職員や保健師の不足が根本的な原因です。  人手不足が長年続いている状況を解消するためには、看護師の低賃金、ケア労働者の処遇改善は待ったなしの状況にあります。  16時間を連続で働き続けなくてはならない苛酷な長時間夜勤や寝る間もない極端に短い勤務と勤務の間隔となっており、これが負担で看護師が働き続けられない状態を招いています。  労働時間規制を含めた実効ある対策は、喫緊の課題です。  人手不足のため残業は日常茶飯事で、夜勤前に1時間の残業があれば日勤、深夜という勤務の場合、勤務と次の勤務の間隔は6時間しかありません。勤務間隔インターバルが非常に短く、十分に休むこともなく次の勤務となります。  夜勤は月に8回が法律にはありますが、罰則規定がないため、月9回以上が常態化し職員や家族のコロナ感染による人員不足で、月に11回、12回と夜勤となっている病院もあります。これほど夜勤が多くては子育てしながら働き続けることはできません。  2交代夜勤は8時間の日勤と16時半から翌朝9時までの連続16時間の夜勤となります。  2交代夜勤は月に4回までが基本ですが、コロナ禍で月に6回、7回と増えています。  夜勤中には2時間程度の仮眠時間がありますが、入院患者は重度化、高齢化しており、仮眠や休憩ができない日も少なくありません。  コロナ禍での看護職員への調査では、7割が仕事を辞めたいと答えています。  夜勤労働に加えて常態化している残業、早出や遅出など、不規則勤務が体に負担をかけています。  睡眠薬を内服しながら仕事を継続している人も多いです。  夜勤の有害性は短期的に慢性疲労、睡眠障害、中期的に循環器疾患、長期的に発がんのリスクが高まることは科学的に証明されています。  夜勤労働は酒気帯び運転と同程度に労働能力が低下するとされています。  法的に夜勤回数の制限が必要です。  夜勤は体をむしばみます。  北海道では入職1年目の職員が長時間労働で自死しています。二十四、五歳の看護師がくも膜下出血や急性心不全で亡くなり、労災認定されています。  疲れ切った看護師にいい看護はできません。現場の看護師、介護士が疲弊している状況では、患者、利用者の安全・安心の医療、介護は提供できません。  国民の命と暮らしを守る安全・安心の医療、介護を実現するためにも、医師、看護師、介護職員の増員と人が確保できるだけの処遇改善が必要です。  災害や感染症に備えるためにも、平常時から必要な人員体制の確保を国の責任で行い、対策の中心となる公立、公的病院や保健所の拡充など機能強化を強く求めます。  そして、国民誰もが安心して医療、介護を利用できるよう保険料や一部負担金の負担軽減も必要です。  以上の趣旨から、国が改善を図る対策が講じられるよう、国に対しての意見を上げていただきますようお願いして、請願の趣旨説明を終わります。よろしくお願いします。 132 ◆委員長(藤浦伸介) ありがとうございました。  以上で意見陳述は終わりました。  これより陳述者に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。      (「なし」という者あり) 133 ◆委員長(藤浦伸介) 別に質疑もないようですから、これにて質疑を終結いたします。  以上で、陳述者からの意見聴取を終わります。  次に、本請願に対して執行部から参考意見がありましたらお願いします。 134 ◆管理課長小笠原輝) 委員長、管理課長。 135 ◆委員長(藤浦伸介) 管理課長。 136 ◆管理課長小笠原輝) 参考意見は特にございませんので、よろしくお願いいたします。 137 ◆委員長(藤浦伸介) これより質疑、意見等に入ります。  質疑、意見等はありませんか。 138 ◆委員(岡本守正) 委員長。 139 ◆委員長(藤浦伸介) 岡本委員。 140 ◆委員(岡本守正) 複数の介護士と知り合いでありました。  その中で、やはり増員をしていただかないと本当に大変だと、特に夜勤のときは、まだ知り合いのその人は若いで何とかもっておるけれども、ベルが鳴ったら大変な状況に陥っておるという話です。  話を聞いておりますと、辞めようかというような意見をされておったんです。ここのところ、ちょっと接触ができない状態になっております。  だから、改善を図っていかないと幾ら若い人でも、やはりそういう辞めようというような状況に陥ってしまうんじゃないかということであります。  さらにはやはり夜勤の1人は本当に困るんだということです。複数体制を取っていかなくてはならない、こういうことを病院に訴えてもそれはできないという状況でございます。  そういう形で、やはり配置基準を抜本的に見直して大幅に増員できるような、そういう状態を看護師も含めてやっていかなくてはならないではないかというふうに思いますので、労働環境改善のためにやはりちゃんと規制を設けていくべきだというふうに思いますので、安全・安心の医療、介護実現のための人員増と処遇改善を求めるに請願に賛成をしていきたいというふうに思います。 141 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 142 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 143 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 144 ◆委員(沓名 宏) 先ほども述べましたが、職業にはいろんなものがありますので、これだけに特化したことは私から見ても願意に沿い難いと思います。よろしくお願いします。 145 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 146 ◆委員(新美交陽) 委員長。 147 ◆委員長(藤浦伸介) 新美委員。 148 ◆委員(新美交陽) 前のと同じような趣旨の請願だと思います。  大幅に増員することというふうに書いてありますけれども、これも国で全部手当しろという意味だと思います。こういったことをとても無理だというふうに思います。  医療崩壊が起きたとか言っているけど、これ、人材が少ないから起きたんじゃなくて、日本の医療の医師の在り方が問題になっているわけで、病床は30万床もあるのに2万床しか使えていないと言っておるのは知っていますよね。  そこらの病院がみんな診てくれないわけです。  そういったこともよく考え合わせていただいたら、大幅に増員して解決する問題なのかなということもありますので、ここの趣旨に関しては請願採択がちょっとできないということでございます。 149 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに意見等はありませんか。 150 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 151 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 152 ◆委員(鈴木みのり) 私も同じになってしまいますが、先ほど4号のほうと全く同じような1つだけ抜いたような請願にはなっておりますので、さっきも願意に沿い難いと言っている以上、ここでそういうわけにいきませんし、成り手不足、人手不足、これは本当に今日本における産業全てにおいて問題になっているところで、何とか外国人労働者を使ってでも頑張っているところもあれば、それがならないような職人さんだとか、いろいろありますよね、後継者不足だとか。  そういった大きな問題が本当にある中で、ここだけはというふうには今感じてはいないものですから、同じように願意に沿い難いと言うしかないと思いますので、申し訳ありません。お願いします。 153 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 154 ◆委員(大竹敦子) 委員長。 155 ◆委員長(藤浦伸介) 大竹委員。 156 ◆委員(大竹敦子) これは人材が不足しているということで、何とか人材を増やしていただきたいという思いだと思いますけれども、その反面、請願項目の中の3番目は公立、公的病院を拡充するということで、増やせということかなと思いますと、今の病院に対しても看護師等が少ない中をまた、拡充を、建物を拡充するなり、そういう場所を拡充してもやっぱり人員からと思うと、言いたいことは分かるんですが、全てを一度にということにはなりませんので、やはりもう少し精査していただきたいかなということを思いました。  先ほどもある内容ですので、こちらに関しても願意に沿い難いということでよろしくお願いいたします。 157 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 158 ◆副委員長(石川輝彦) 委員長。 159 ◆委員長(藤浦伸介) 石川副委員長。 160 ◆副委員長(石川輝彦) 皆さんが言ったとおりなんですけど、先回、先ほどの第5号とあまり変わらないなというところがありまして、賃金のところは第5号と同じ考えを持っています。  夜勤のことを書かれていますので、夜勤のこと、私も介護職の夜勤についてちょっと調べさせてもらいました。  平均すると月5回くらいが平均だよ、9回、10回というような夜勤をやられる方は、夜勤の専従者というところが多いよという、そんなふうで書かれた文献もありました。  その中でいくと夜勤は人気職だということを書かれておって、理由はやっぱり賃金が多くもらえるから、そんなふうでも書かれていました。  ということで私が調べたところでいくと、今回の陳述者、請願の内容とは全くちょっと正反対なところがありまして、多分両方意見あると思います。  だから、片方だけ取ってはいけないと思っていますので、また、今後しっかりいろんな方とお話をする中で、この請願の内容も精査されて提案してきていただきたいというふうで思っていますということで、願意に沿い難いということでお願いしたいと思います。 161 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。      (「なし」という者あり)
    162 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等もないようですから、これにて質疑等を終結いたします。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 163 ◆委員長(藤浦伸介) 起立少数であります。  次に、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 164 ◆委員長(藤浦伸介) 起立多数であります。  よって、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決しました。  執行部入替えのため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 4分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 5分 再開) 165 ◆委員長(藤浦伸介) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  付議事件(5)令和4年請願第7号「介護保険制度の改善を求める請願」を議題といたします。  まず、請願書の朗読を求めます。 166 ◆議事課長(稲垣 稔) 委員長、議事課長。 167 ◆委員長(藤浦伸介) 議事課長。 168 ◆議事課長(稲垣 稔) それでは、ただいま議題となりました令和4年請願第7号を朗読いたします。  2022年10月19日。  碧南市議会議長祢宜田拓治殿。  愛知県医療介護福祉労働組合連合会、執行委員長、渡邉一。住所はここに記載のとおりです。  紹介議員、山口春美、岡本守正。  介護保険制度の改善を求める請願書。  請願趣旨は省略いたします。  請願項目。  1、介護保険の利用に新たな困難をもたらす利用料の引き上げ、要介護1、2の生活援助などの保険はずし、ケアプランの有料化、貸与の福祉用具を購入に変更するなどの見直しを行わないこと。  2、全額公費により、すべての介護従事者の給与を全産業平均水準まで早急に引き上げること。介護従事者を大幅に増やし、一人夜勤の解消、人員配置基準の引き上げを行うこと。  3、利用者が安心して介護を受けることができ、介護事業所・従事者が不安なく介護を提供できるよう、新型コロナウイルス感染症対策を強化すること。  4、介護保険料、利用料、食費・居住費などの負担軽減、介護報酬の改善など、介護保険制度の抜本的な見直しを行うこと。介護保険財政における国庫負担の割合を大幅に引き上げること。  朗読は以上でございます。 169 ◆委員長(藤浦伸介) 次に、この件に関して陳述者として矢野彩子さんより御意見をお聞きしたいと思います。  それでは、矢野彩子さん、よろしくお願いします。 170 ◆陳述者(矢野彩子) 委員長。 171 ◆委員長(藤浦伸介) 陳述者。 172 ◆陳述者(矢野彩子) 介護事業所では、深刻な人手不足と低い介護報酬の下で経営難が続いており、コロナ禍で2020年の介護事業所の倒産数は118件と過去最高となりました。  政府は2023年通常国会に向けて介護保険見直しの検討を進めています。  利用料2割、3割負担の対象者拡大、要介護1、2の方へのサービス保険外し、総合事業への移行、ケアプラン作成の有料化、つえや歩行器など福祉用具の貸与から購入への変更など利用者負担増と給付削減の提案ばかりです。  要介護1、2は決して軽度者ではなく、認知症で排せつの支援が必要な方、デイサービスでなければ入浴できない方など、保険から外されれば生活が成り立たない方がいます。  政府が移行させようとしている総合事業は、収入が低過ぎて担う事業者が圧倒的に不足しています。  このような介護保険改悪に反対する意見も、愛知県内のケアマネから178件寄せられています。  また、介護保険施設の人員体制は法定で利用者3人に対し介護職1人以上となっています。  多くの介護施設では、利用者の安全や必要最低限の介護を提供する体制を確保するため職員を加配しています。  介護現場では、年次有給休暇はもとより公休も付与できない事業所もあり、法定基準を大幅に引き上げる労働環境の改善を図ることは離職防止を進める上でも重要な課題となっています。  小規模の介護施設では、夜勤の職員配置要件が1人以上となっているため、ほとんどの施設で1人夜勤となっています。  2021年に私たちが行った調査でも、94%の人が1人夜勤をしているとの結果でした。  1人夜勤では、夜間時の利用者の安全を守る水準とは到底言えず、介護施設の夜勤配置要件の改善は急務です。  1人では16時間の夜勤中、休憩も仮眠も全く取れない労基法違反の状態です。  政府はテクノロジー機器の導入と引換えに職員の配置基準を大幅に引き下げようとしています。  介護施設は多くで既に認知症の方が1人で歩き出した際に感知するセンサーを導入していますが、これを幾ら増やしても同時に幾つものセンサーが鳴れば介護職1人では同時に2ヵ所に駆けつけることはできません。  2020年に県内の障害者施設で1人夜勤中に職員が亡くなり、朝まで入所者が放置となった事例がありました。1人夜勤では利用者の安全が守れません。  人手不足を解消し行き届いた介護を実現するためには、介護報酬を引き上げ、処遇を改善し、介護従事者を大幅に増やして1人夜勤をなくし複数体制にすること、人員配置基準の引上げこそ必要です。  国へ意見を上げていただけますようお願いします。  以上です。 173 ◆委員長(藤浦伸介) ありがとうございました。  以上で意見陳述は終わりました。  これより陳述者に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。 174 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 175 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 176 ◆委員(鈴木みのり) 御苦労さまです。  勉強のためにも、参考のためにも、一度陳述者の方に確認させていただきたいんですが、この前の請願もちょくちょく出てくるんですけれども、全産業の全平均水準の給料まで上げてくださいという文面があるんですが、具体的に月額幾らを連合さんが持っている、いろんなデータがこういうのってあると思いますので、連合さんが持っているデータで結構ですので、そのデータから換算した金額、幾らぐらいのことを具体的に言われてるのか、目安でも結構ですけど、100円、200円の話をしているのか、何千円なのか、何十万円なのか、そんな程度でいいんですけど、ちょっと分かれば教えてください。 177 ◆陳述者(矢野彩子) 委員長。 178 ◆委員長(藤浦伸介) 陳述者。 179 ◆陳述者(矢野彩子) 介護職は全産業平均より月8万円給料が低いです。 180 ◆委員長(藤浦伸介) ほかによろしいですか。  ほかに質疑等はありませんか。      (「なし」という者あり) 181 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等もないようですから、これにて質疑を終結いたします。  以上で陳情者からの意見聴取を終わります。  次に、本請願に対して執行部から参考意見がありましたらお願いします。 182 ◆高齢介護課長(鈴木美奈子) 委員長、高齢介護課長。 183 ◆委員長(藤浦伸介) 高齢介護課長。 184 ◆高齢介護課長(鈴木美奈子) 参考意見は特にございませんので、よろしくお願いいたします。 185 ◆委員長(藤浦伸介) これより質疑、意見等に入ります。  質疑、意見等はありませんか。 186 ◆委員(岡本守正) 委員長。 187 ◆委員長(藤浦伸介) 岡本委員。 188 ◆委員(岡本守正) 私の周りにも要介護1、2の人が複数みえます。  今日もそのうちの1人が朝の御挨拶に来て、私どうなるのかねということで、それぞれの介護の関係で、デイサービスも含めてあるんですけど、やはりそこが、多分コロナの関係だと思いますけど一時閉鎖になって本人行くことになっておったんだけど行けない、そういう状態でもうじき解除されるのではないかというふうに思うんですけど、やはり介護1、2の生活援助をやっぱりちゃんとしていかないといけないのではないかというふうに思います。  特に老夫婦だけのところとか、老人1人だけのところ、身内の方がコンタクトを取っておられるところはまだましですけれども、それでもいろんな形で詐欺の問題や何かあって、電話を通じなくしたり、いろんな形を取っておりますので、やはりその辺のこととして、福祉用具を購入などの変更をやっぱり見直しをしていかないと、これが少しあれば何とか入浴ができるとか、そういうことも含めてありますので、介護保険制度の改善を求める請願に賛成をしていきたいと思います。 189 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 190 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 191 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 192 ◆委員(沓名 宏) 先ほどの第6号と重複しておることも多々ありますので、また、陳述者も述べられましたが、今政府のほうでいろいろ検討されておるということであります。  ある一部の方が困っておる、ある一部の方が問題点として捉えておるという考え方だけではなく、全てを総合的に考えて制度をつくられると思いますので、今しばらくの猶予が必要かなと思いますので、今請願におきましては、不採択とさせていただきます。 193 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 194 ◆委員(新美交陽) 委員長。 195 ◆委員長(藤浦伸介) 新美委員。 196 ◆委員(新美交陽) 何度も同じようなことでお答えするんですが、先ほど全平均から8万円低いということで、これを全額公費で、全部国で払えという話なんですが、かなり無理があるんじゃないのかなと思います。  保険財政における国庫負担の割合を大幅に引き上げる、非常に難しい話で、こういったことを国に碧南市議会として上げていくということがとてもちょっと、それから、要介護1、2を外しちゃいかんというふうに言っているけど、これ、3、4、5を充実させるために外すという方向になっていくんじゃないのかなと思うんです。  だから、そういったことを考えると、どこを優先してどこを切り離していくかということをやっていかざるを得ないもんだからこういう問題が出てくるんだろうと思うんです。  そりゃ1、2、3、4、5全部オールラウンドにみんな十分満足できるような形になりゃそれは理想なんでしょうけれども、そういったことも出てくるんじゃないのかなと思います。  だから、そういうことから言うと、それを全額公費でみんなやれというのはちょっととても今回の請願については賛成できないというふうな意見であります。 197 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 198 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 199 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 200 ◆委員(鈴木みのり) まず、事務局のほうにお聞きしたいんですけれども、意見書のほうで初めてモデル案というのを見たんですけれども、従来案なんだけど、ここだけモデル案となっているんだけど、この出し方というのは、どういった違いとか、どういった意味があるのか、ちょっと教えてください。 201 ◆議事課長(稲垣 稔) 委員長、議事課長。 202 ◆委員長(藤浦伸介) 議事課長
    203 ◆議事課長(稲垣 稔) これだけ確かにモデル案となっているんですが、特に案とモデル案で特に違いがあるというわけではなくて、これ、採択されたらこの案につきましても、御協議いただくことになりますので。 204 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 205 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 206 ◆委員(鈴木みのり) いろいろある案の中の1つのモデルだよという意味じゃなくて、モデル案ということで1つの言葉になっているのね。 207 ◆議事課長(稲垣 稔) 委員長、議事課長。 208 ◆委員長(藤浦伸介) 議事課長。 209 ◆議事課長(稲垣 稔) こちらモデル案ということで、請願と一緒にいただいたものですので。 210 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 211 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 212 ◆委員(鈴木みのり) 初めて見たので、ちょっとね。ありがとうございました。  先ほど聞いたんですけれども、介護ということで8万円で年間100万円の所得を増やすと。ただ、その前の5号のほうでは保育も福祉も同じように全部同じ条件で書いてあるものですから、そうなったらその福祉に従事している方まで全部入れたら、日本で何百万人いらっしゃるか知りませんが、そこに全て公費で100万円アップしたらどんなことになるのかなと考えたらちょっと恐ろしい状態を考えてしまって。  気持ち、分かります。当然所得って給料、我々もそうですけれども、増えればうれしいんですけれども、そこにはいろんなものを勘案しながら進めていく、方向としては別に悪いことは全然ないと思いますけれども、いきなりのこの数字というのはかなり現状では厳しいかと思い、願意に沿い難いという形でよろしくお願いします。 213 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 214 ◆委員(大竹敦子) 委員長。 215 ◆委員長(藤浦伸介) 大竹委員。 216 ◆委員(大竹敦子) お話をお聞きしていて納得する部分も大いにあったかなと思いますけれども、今お話しになった内容とこの請願趣旨の中でちょっと意味合いが違うのかなというところを感じました。  特に真ん中辺のテクノロジー機器の導入と引換えに職員の配置基準を大幅に引き下げようとしているという、引き下げようとしているのではなく、職員がなかなか不足している中をこういうテクノロジーの機器で補完していこうということで、政府としてもこのテクノロジーをいかに施設のほうに導入していただくかということを今考えているときだと思っておりますので。  1人では何台あっても一度に来たら大変ということでございます。それもそうかなとは思いましたけれども、また、それはそれでまた、開発していく部分もあるのかなと思いますので、この文章としてはちょっと、あまりにも現実とは違う言葉かなというふうに思います。  それ以外にも今まで言われた方のような内容でいきなりの改善というのは厳しいと思いますので、こういう保険制度もその度々、時代に合わせた内容に改正しているところでございますので、私はそれに期待をしていきたいなと思いますので、願意には沿い難いということでよろしくお願いいたします。 217 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 218 ◆副委員長(石川輝彦) 委員長。 219 ◆委員長(藤浦伸介) 石川副委員長。 220 ◆副委員長(石川輝彦) この請願7号も前の5号、6号もあまり変わらないのかなという感じを受けていまして、少し違ってくるのかなと思っているところが請願項目の1番と4番かなと思っています。  介護保険料を下げたほうがいいよという方だとか、今後もずーっと福祉用具、安く貸してほしいよという方が、聞けば確かにそういう方が多いというふうで思いますが、今の高齢化社会の中で今後このような介護者がどんどんどんどん増えていくというふうで思っています。  介護にかかる費用というのは、やっぱり介護者の一部負担金だとか、あと、保険料だとか、国の負担だとか、いっぱい考えられるかもしれませんが、そのバランスというのがすごく必要だというふうで思っていまして、いわゆる保険料下げろ、下げろだとか、あと、給料上げろ、上げろ、そればかり言っておっちゃやっぱりなかなかうまく進んでいかないのかなというふうで思っていますので、以上のことから願意に沿い難いということでお願いしたいと思います。 221 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。      (「なし」という者あり) 222 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等もないようですから、これにて質疑等を終結いたします。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 223 ◆委員長(藤浦伸介) 起立少数であります。  次に、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 224 ◆委員長(藤浦伸介) 起立多数であります。  よって、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決しました。  執行部入替えのため暫時休憩いたします。                            (午前 11時 22分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午前 11時 23分 再開) 225 ◆委員長(藤浦伸介) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  付議事件(6)令和4年請願第8号「保育士配置基準改善を求め意見書の提出を求める請願」を議題といたします。  まず、請願書の朗読を求めます。 226 ◆議事課長(稲垣 稔) 委員長、議事課長。 227 ◆委員長(藤浦伸介) 議事課長。 228 ◆議事課長(稲垣 稔) それでは、ただいま議題となりました令和4年請願第8号を朗読いたします。  2022年11月24日。  愛知県碧南市議会議長祢宜田拓治様。  保育士配置基準改善を求め意見書の提出を求める請願書。  団体名、愛知保育団体連絡協議会、会長岩崎八十子。住所、電話番号はここに記載のとおりです。  紹介議員、山口春美、岡本守正。  請願趣旨は省略いたします。  請願項目。  1、国に対して「保育士配置基準改善を求める意見書」を提出してください。  朗読は以上でございます。 229 ◆委員長(藤浦伸介) 次に、この件に関して、陳述者として岩崎八十子さんに御出席いただきまして御意見をお聞きしますが、進行方法について申し上げます。  碧南市議会申合せに基づき、まず陳述者から5分程度意見を述べていただきます。その後、委員から陳述者に対し質疑を行います。  なお、陳述者に念のため申し上げます。御発言の際にはその都度委員長の許可を得て御発言くださいますようお願いいたします。また、委員に対し質疑をすることができませんので、あらかじめ御了承願います。  それでは、岩崎八十子さん、よろしくお願いします。 230 ◆陳述者(岩崎八十子) 委員長。 231 ◆委員長(藤浦伸介) 陳述者。 232 ◆陳述者(岩崎八十子) 私は愛知保育団体連絡協議会の会長をしております岩崎八十子と申します。  本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。  私は刈谷市にあります社会福祉法人立の保育園に勤めて44年になります。  振り返ればとにかく保育現場は忙しいのが常で、日中は保育で目いっぱいのため休憩時間に保護者への連絡ノートを書くのも当たり前、仕事を終えた後、遅くまで残って翌日の保育準備や書類をすることも仕方がないことと済ませてきました。  また、子供たちにも、うん、分かったよ、ちょっと待ってねの言葉をどれだけかけてきたか分かりません。きっと多くの保育士さんも矛盾を感じながらも同じような状況であったことと思います。  しかし、一昨年コロナ禍の登園自粛期間中の子供の人数が少なくなった保育の中、私たちはこんなに子供たちの声に耳を傾けることができるのだ、ちょっと待ってねと言わずに応えてあげることができるのだ、時間内で交代して翌日の保育の準備をすることもできるんだということを図らずしも体感いたしました。  そして、余裕を持って一人一人に丁寧に関われるこの状況こそ、本来あるべき保育であることを実感した次第です。  小学校ではコロナ禍を受けて35人学級が決まり、順次実施がされています。  小学校1年生の場合、例えば36名では2クラスとなり、先生は18人のクラスにそれぞれ配置をされます。  しかし、保育園での配置基準ではそうはならず、小学校よりも幼い子供たちが過密となる逆転現象が起きています。  また、いつ起きてもおかしくないと言われている南海トラフ地震や火災時などの災害時に対して大きな不安を感じております。  実際の声として、避難をするのにゼロ歳児3人はだっこもできない。ましてやよちよち歩きを始めた1歳児6人の命をどうやって守り切れるのか。  また、1歳児18人を3人で保育している。18人中9人が育休明けての新入園児。腕は2本しかないのに新入園児9人が泣く。保育士がそれぞれおんぶをして両手でだっこをしても関わってあげられない子がたくさんいるなど切実な声がたくさん聞かれています。  私たちの団体は、愛知県内の保育所や学童保育が加盟をしている保育団体です。  70年以上も変わらないこの保育士配置基準を改善したい。その思いを1つに寄せて代表として今日この場に来させていただきました。  健全で充実した乳幼児期を保障するため、せめて子供たちにもう一人保育士を、どの子も大切にされ、分かってもらっている、認められているという実感を持って育っていけるようにぜひ保育士配置基準改善の意見書を国に上げていただけますよう切にお願いを申し上げます。  ありがとうございました。 233 ◆委員長(藤浦伸介) ありがとうございました。  以上で意見陳述は終わりました。  これより陳述者に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。      (「なし」という者あり) 234 ◆委員長(藤浦伸介) 別に質疑もないようですから、これにて質疑を終結いたします。  以上で、陳述者からの意見聴取を終わります。  次に、本請願に対して執行部から参考意見がありましたらお願いします。 235 ◆こども課長(中川知之) 委員長、こども課長。 236 ◆委員長(藤浦伸介) こども課長。 237 ◆こども課長(中川知之) 特に参考意見はございません。よろしくお願いいたします。 238 ◆委員長(藤浦伸介) これより質疑、意見等に入ります。  質疑、意見等はありませんか。 239 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 240 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 241 ◆委員(沓名 宏) ちょっと執行部に伺いします。  この資料を推薦者の方からいただいたんですが、目を通させていただきました。  今の碧南市における配置は、これ、国の保育士基準だと1歳児が6対1、3歳児の職員配置が20対1、4、5歳児の配置が30対1と、この資料にはうたってあります。  それで間違いないですか。 242 ◆こども課長(中川知之) 委員長、こども課長。 243 ◆委員長(藤浦伸介) こども課長。 244 ◆こども課長(中川知之) 国の基準といたしましては、今おっしゃられたとおりでございます。
     なお、碧南市の基準といたしましては、1歳児につきましては、国の基準が6対1のところを5対1という形で緩和しております。  それから、3歳児につきましては、20対1というところを15対1ということで、この2つの年齢児につきましては、国の基準より碧南市では緩和しておるという状況でございます。 245 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 246 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 247 ◆委員(沓名 宏) 4歳、5歳は、30対1のままですか。 248 ◆こども課長(中川知之) 委員長、こども課長。 249 ◆委員長(藤浦伸介) こども課長。 250 ◆こども課長(中川知之) そのとおりです。  30対1ということです。 251 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 252 ◆委員(岡本守正) 委員長。 253 ◆委員長(藤浦伸介) 岡本委員。 254 ◆委員(岡本守正) 保育士の配置基準改善を求める、この請願に賛成をしておきます。  まず1つは、4歳、5歳児が70年以上前に決められた30対1と国が決めておるんです。やはりここは変えていかなくてはならないというふうに思います。  今小学生がようやく35人学級が始まっておるわけですけれども、それに近い数がもう70年以上続いておるということです。  それと1歳、2歳児は6対1という形で50年以上続いておる、やはりここをやっぱりまず国が直さないといけないということです。  そして、本当に子供さんを見れる状況ということになると、1歳児で3対1、これでも1人で保母さんが手をつなぐ状態、両手とおぶって、これで1歳児、これが3対1で全部使ってという感じになるわけです。  しかし、これでも寝かせておむつを替えたりなんかするということになると大変な状況になってしまいます。  2歳児は5対1を希望してみえるわけですけれども、これに対しても大変な状況だというふうに思います。  3歳児が10対1、これが国では20対1というふうになっておりますので、まず、その辺を変えて、現実に合ったそういう保育をちゃんとする、受ける園児もやっぱりちゃんと保育されるというのが原則だと思います。  子供さんはそれを主張はしませんけど、体ではちゃんと表しておるわけです。これに対してちゃんとしていかないといけないのは、特に災害のことを考えると本当に碧南市の状況を見ていますと大変な状況になってしまいます。  昼間、園児が保育園に来たときに本当に実際地震が起きちゃったら大変な状況になるわけです。  だから、それをちゃんと守れる、そういう保育をするためにはこれを大幅に、まず国の基準を変えていく、これが大事だというふうに思います。  これのことを碧南市では若干の保育の増員を認めて、そして、増員をしてみえるということですが、国がやはりこれを決めなくてはならない。小学生を35人学級にしたということと同時に、それよりも低年齢の保育児に対しては、やはりここで大きく変えていかなくてはならないというふうに思いますので、私はこの8号請願、大賛成でありますので、これに賛成をしてまいります。 255 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等ありませんか。 256 ◆委員(沓名 宏) 委員長。 257 ◆委員長(藤浦伸介) 沓名委員。 258 ◆委員(沓名 宏) この意見書ですと実際細かい数字は書いてありませんが、先ほど執行部に伺いましたが、当市においては、碧南市においては1歳児の配置は、国は6対1ですが、5対1でやっておると。  それから、3歳児においても、この意見書においては20対1から碧南市においては15対1ということを既にやっておって、これはあくまで国の基準であって、地方自治体においてこれでは手薄だとか、いろいろ吟味して当市においては陳述者が言われたような要望はあくまで当市においては自主基準でやっておると。4歳、5歳においては若干あれですが。  碧南市においては現場がこれでは何ともならんよと言ったら4歳、5歳も変えていく方向でいくのかもしれませんが、あくまでこれ、国の基準ですので、この人数が一番正しいだとか、そんなこと言っておりませんので、改善基準を求める意見書に関しては願意に沿い難い、かように思います。 259 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 260 ◆委員(新美交陽) 委員長。 261 ◆委員長(藤浦伸介) 新美委員。 262 ◆委員(新美交陽) 70年以上変わっていないとか、50年以上変わっていないというのは、この問題提起されまして私も初めて知りました。  びっくりしたわけでありますが、先ほど、執行部のほうからの説明も6対1を5対1にしておったり、20対1を15対1にしておるという市独自の案で改善しておると。  この15対1については、これ、平成27年の国のほうで規制のあれがいろいろあったもんでやりだしたことなんだろうなというふうに思うんですが、そういったことを勘案して、できるだけ市の中で手を打っていけるものについては打っていっておるし、これからも打っていってもらいたいなというふうに思っています。  これをこういったこの基準を変えるべきだという請願ですけれども、あえてこれにこだわる必要はないだろうと。自分のところで変えていけるんだったら、市のほうで判断してこの30対1についても手をつけていかなきゃいけないなら、そちらもやっていかなければ、実際に70年前に決まったときにこの比率でよかったのか分かりませんけれども、昔に比べたら確かに子供に対する幼稚園での対応、保育園での対応は保護者のほうからすると非常に厳しいものがあって、それから、保育士自体も探すのも難儀しておると。  最近ではいろんな問題が起きてきて、挙げ句の果てには保育士が逮捕されたりだとか、非常に責任感を問われる中で保育士を確保すること自体が難しい中で、そこで数字だけ何対1、何対1というふうにとにかく変えていくといってもあまり意味がないような気もするということも考え合わせて、基本的には市のほうで独自に対応していくというべきではないかなということで、国に対する請願ということについては、今回に関して私は願意に沿い難いというふうな判断をいたします。 263 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。 264 ◆委員(鈴木みのり) 委員長。 265 ◆委員長(藤浦伸介) 鈴木委員。 266 ◆委員(鈴木みのり) ありがとうございました。  今回この請願の趣旨のほう、あるいは意見書のほうを見ましても、最初の段と最後の段で、コロナ禍で始まってコロナ禍で締めていまして、コロナだから増やしてくれというような文面に読み取れてしまうんですけれども、そうすると、コロナが収束したらまた元に戻すのかというふうに変なふうに考えてしまうところがあるんですが、常に頑張っておられますので、足りなければ当然増やさなくてはいけないだろうし、制度、基準というのはやっぱり一定程度、一定期間過ぎたら常に見直しをやっていくというのが通例でありますので、そこに関しては、必ず増やさなくちゃいけないんじゃなくて、適正かどうかを見直すことはやるべきだと、検討するべきだというのは私もそこは思います。  あともう一つ、私個人的なことであれですけど、ここ数年、保育士さんが何とかいないかということで大学、短大の教授のほうに、こちら碧南のほうに保育士さんを何とか呼べないかというお話をしたところ、どちらの教授も申し訳ないけど人がいないと、ましてや三河だったら行く子がいないということを両方の教授から聞かされたんでちょっとショックを感じて、やはり増やせれば当然いいんでしょうけど、来る人がいないわけですから、医師と同じようなことかもしれませんけれども、保育士さんを育てる環境の充実と併せてこういう問題は議論をしていかないと、片方だけではなかなか成り立たない絵空事になってしまいますので、何対何決めました、でもいませんと言うなればできませんので、併せてそういうことも検討していくべきかなと思いますので、大変心苦しいんですけど、検討することはやぶさかではないんですけど、この請願自体についてはなかなかそのまま素直に採択したいなというふうに思えませんので、願意に沿い難いという形を取らせていただきます。 267 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等ありませんか。 268 ◆委員(大竹敦子) 委員長。 269 ◆委員長(藤浦伸介) 大竹委員。 270 ◆委員(大竹敦子) 請願陳述をされました岩崎さん、40年間の保育の現場で働いてみえた率直な気持ちがすごくよく分かって、本当に保育士さんがお一人お一人の子供さんにどれだけ寄り添って保育をしたいという状況の中に現在の難しさがあるのだなということもよく分かりました。  けれども、だから保育士さんを増やしていこうということに関しては同じ思いではありますけれども、また、公明党といたしましてもチャイルドファーストという意味でこども家庭庁を創設したりとか、1人でも多くの子供さんが健全に過ごされるような取組を進めているところでありまして、保育士さんの配置基準の見直しについては、公明党としてもしっかりと子育ての関係の中では列挙している項目でありますので、同じ思いでありますけれども、やはりこの請願でいきますと人数のことに対して配置基準を求めるということでありますけれども、やはり配置基準を考えたときには施設の整備も必要になってくると思いますし、いろんな意味で総合的に進めていかなきゃいけないところもありますので、今回はこの請願に対しては、趣旨はとても共通するものがありますが、そういった意味では願意には沿い難い、請願として上げていくのにはちょっと、個人的には願意に沿い難いかなという結論になりましたのでよろしくお願いいたします。 271 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等ありませんか。 272 ◆副委員長(石川輝彦) 委員長。 273 ◆委員長(藤浦伸介) 石川副委員長。 274 ◆副委員長(石川輝彦) 岩崎さん、本当に長きにわたって保育の現場、ありがとうございます。  今本当訴えられたことも自分の経験から本当に切実な訴えだというふうで感じました。ありがとうございます。  今回の請願項目のところなんですが、国に対して保育士の配置基準の見直しをしてくださいというふうで受け取らせてもらったんですけど、やはり市のほうもいろんなことがあって今市として独自の配置基準を設けているというふうで思っています。  それがどんどんどんどん進んで国のほうに行くのかなというふうで思っていますが、やはり声を上げないとなかなか国のほうも見直しはしてくれないのかなというふうで思っています。  やはり環境としては保育に欠ける子供、私たち共稼ぎ世帯がすごく多くなってきて、核家族が増えてきてなかなか保育できないという環境がある中で、今保育士さん頑張っていただいておって、低年齢化も進んでいますんで本当に大変だと思っていまして、この基準のほうは見直しをしていくところは理解します。  ですが、というところです。  今回初めて請願項目、今回のやつで請願項目が納得できたものですから、でもですがというところで、趣旨のほうなんですけど、やはり先ほど鈴木委員が言われたようにコロナで始まってコロナで終わっておるというのがすごく気になっていまして、1つ初めに言えるのが子供たちにとって適切な保育環境とは言えませんというふうに言い切っちゃっているんですけど、これまで変化がないから適切ではないとは実は私はそう思っていなくて、今までやっぱりいろんなことがあってこの基準もあるというふうで思っています。  もう一つがコロナ禍を受けて全学年、小中学校、こちらのほうが少人数学級、35人学級が決まったと書いてありますけど、確かにコロナがあったからというのがスタートかもしれませんけど、国のほうはGIGAスクールを進めていくためということをうたっていまして、そのために35人学級にしてくんだよということもうたっています。  ということで、請願項目に対しては理解するんですが、趣旨に対してやはりちょっと私たちの思いと少し違うところがありますので、大変逃げる感じで申し訳ないんですが、採択も不採択もしないという立場を取らせていただきたいというふうに思います。 275 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑、意見等はありませんか。      (「なし」という者あり) 276 ◆委員長(藤浦伸介) ほかに質疑等もないようですから、これにて質疑等を終結いたします。  お諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 277 ◆委員長(藤浦伸介) 起立少数であります。  次に、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。      (賛成者起立) 278 ◆委員長(藤浦伸介) 起立多数であります。  よって、本請願は願意に沿い難いとの理由により不採択すべきものと決しました。 ───────────────────・・─────────────────── 279 ◆委員長(藤浦伸介) 以上で、付議事件の審査は終了いたしました。  なお、委員長報告については委員長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      (「異議なし」という者あり) 280 ◆委員長(藤浦伸介) 異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  これにて福祉健康委員会を閉会いたします。                            (午前 11時 47分 閉会) ───────────────────○──────────────────── 以上は、碧南市議会福祉健康委員会の記録である。   令和4年12月15日                碧南市議会福祉健康委員会                  委員長  藤 浦 伸 介 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...